【新宿区】らぁ麺やまぐち
らぁ麺やまぐち 【鶏そば】


■来店の経緯等
・2014年3月、東京に遠征。1日目の昼と夕方の合間の時間に初の訪問。
・このお店は、「TRY認定ラーメン大賞2013-2014」でTRY新人大賞を受賞していたので、興味を持ち訪問してみた。
■食べたメニュー
・鶏そば(750円)
■お店への到着から提供までの概要
・お店への到着は16時2分頃。外待ち無しの先客2人。

・店内の券売機で食券を買い、カウンター席に座り、食券を渡して注文。
・店員さんは男性3人。
・水はカウンターのポットでセルフ。
・店内には、麺屋棣鄂の名前の入った粉の袋が飾ってある。
・注文から提供まで3分。
■麺
・長方形の四角い中太麺で、少しウエーブのかかったストレート。
・ほんのりと色が付いていて加水中くらいの、表面はツルッとはしていないけど滑らかで、カンスイ少なめで程よい粉の質感があって、やや平打ち気味ながらもペラッとはしておらずに張りとボリューム感のある麺質。食感は、程よい張りと弾力があって、噛むとサクッと切れる歯ごたえ。
・麺の味は、多少の粉のコクはあるけど割とあっさりしていて旨味は控えめで、やや食感重視に感じたかも。
・スープとの絡みは、スープの鶏油と醤油のコクがよく絡んでいた印象。味のバランスは取れていたと思うけど、ややスープの方が主張している感じだったかも。
■スープ
・清湯の鶏醤油。
・あっさりしていて、表面に鶏油が浮かんでいる。
・出汁は鶏の獣系。旨味と鶏油混じりのコクのある味わい。
・タレの醤油はやや濃いめで、スッキリというよりも少しだけ濁った感じがあって、コクと旨味がしっかりしている。
・スープを飲むと、第一印象は鶏油のコクが来て、その後から醤油のコクが来る感じの、鶏油と醤油のダブルパンチな味わい。
・味付けはやや濃いめだけど、ピリッとした刺激感は無い。
■具材
・チャーシューは、豚と鶏のスライスが1枚ずつ。
・豚チャーシューは、やや薄切りのレアの肩ローススライス。滑らかながらやや強めでしっかりとした歯ごたえに、多少のジューシーさを感じるレアな肉の旨味のある味わい。
・鶏チャーシューは、やや薄切りのムネ肉スライスで、葛粉がまぶしてあって適度に熱が入っている。表面が葛粉でトロッとしていて、噛むとサクッと切れるキレの良い歯ごたえに、あっさりとした味。
・メンマは四角くて太い。ポリッと柔らかな繊維感のある歯ごたえに、少しタケノコの風味を感じるあっさりとした旨味のある味付け。
・白ネギは、シャリッと優しい歯ごたえに、ネギ自体の香味は強くないけど、スープに多少のネギの風味をプラスしていた。
・カイワレはあまり主張が強くなくて、見た目担当に感じた。
■全体的な味の感想
・麺は個性的なのが良かった。スープとのバランス的には、もう少しだけ麺の旨味が欲しい気もしたけど、今の方が良いのかも。
・スープは、鶏の旨味に鶏油のコクと醤油のコクがしっかりと効いた味。出汁が鶏だけなので、その分、鶏油と醤油ダレで味を強めている感じの関東風のテイスト。
・具は、鶏ムネスライスに葛粉をまぶしてあって、表面がトロッとしていて噛むとサクッと歯切れが良いのは面白いと思った。
・全体的に、個性が感じられるのが良いと思った。
■お気に入り度: ★★★★☆ (4.5)
■お店の情報
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【足立区】牛骨らぁ麺マタドール
牛骨らぁ麺マタドール 【贅沢焼牛らぁ麺】


■来店の経緯等
・2014年3月、東京に遠征。1日目の昼に初の訪問。
■食べたメニュー
・贅沢焼牛らぁ麺(1000円)
■お店への到着から提供までの概要
・お店への到着は13時51分頃。外に13人待ち。
・到着から40分待ちで入店。
・店内の券売機で食券を買い、厨房対面のカウンター席に座り、食券を渡して注文。
・店員さんは2人。店主さんは居なかった。
・水は冷水機でセルフ。
・麺上げは平ザル。
・注文から提供まで7分。
■麺
・長方形で少しウエーブのかかった中細麺。
・少しフスマが入って色が付いていて、加水中くらいかやや高めの、表面がツルッと滑らかでプリッと引き締まった、ややカンスイが効いた感じながら粉の質感も感じる麺質。食感は、細身ながらも引き締まった弾力と適度なコシを感じるキレの良い歯ごたえ。
・麺の味は、ややプリッとしながらも粉の旨味がしっかりしている。
・スープとの絡みは、スープの旨味が程よく絡んで麺の味とのバランスも良好だった。一口めは、何かを炙ったようなスモーキーな風味の絡みを感じたけど、その後は気にならなくなった。
■スープ
・清湯の牛醤油。
・割とサラッとしているけど、ほんの少しだけトロッとしていて、表面に多少の油が浮かんでいる。
・出汁は牛の獣系。牛脂のコクにあまり頼っておらずに、牛肉の出汁も多少は入っている感じもあって、濃厚ながらほんのりとした旨味とコクを感じる味わい。同じ牛骨でも、鳥取の牛骨ラーメンとは少し違う感じかも。
・タレの醤油は程よいコクと香味があって、塩のコクも少し感じるしっかりとした味付けながら、タレ勝ちにはならずに出汁とのバランスは取れていた。
・旨味に多少の厚みと深みを感じる味わいで、強めの味付けだけど、ピリッとした刺激感は無い。
■具材
・牛肉は、少しだけ厚みのあるレアなローストビーフのスライスが5枚。レアよりはややしっかりと火が通った感じで、引き締まってしっかりとした歯ごたえに、味付けあっさりで脂身少なめの、牛の旨味を感じる味わい。スープに浸って煮えると、牛肉よりもスープの味の方が強いせいか、スープに馴染んで肉の旨味が弱まる感じなので、早めに食べる向きに感じた。
・牛か何かの赤身のほぐし肉も入っており、あっさりとした旨味があって、スープに肉の旨味をプラスしていた。
・味玉は牛肉の下に沈んでいる。黄身はやや固めの半熟で、あっさりとした旨味のある味付け。
・メンマは細くて四角い。繊維感が少なめでソリッド感がありながら柔らかい歯ごたえに、あっさりと控えめな味。単体で食べるとかなり優しいテイストだけど、麺と絡めると麺に対して割と主張していた印象。
・ネギは、白ネギスライスと小口の青ネギスライスに、細かい玉ネギも入っていた。青ネギは多少の主張があった。白ネギは主張おとなしめで、玉ネギは細かいせいか、あまり存在感が無かった気がした。
■全体的な味の感想
・麺は旨かった。スープとのバランスも取れていたと思う。
・スープは、牛脂や肉の味だけじゃなくて、ちゃんと牛骨の出汁っぽさもあって厚みと深みを感じる味わい。そこに、強めの味付けが組み合わさっていた。
・具は、ローストビーフのスライスは良かったけど、ラーメン本の写真に載っていた「大きいのが2枚」とは違っていたので、個人的には大きいやつが食べたかったかも。また、スープで煮える前に食べた方が旨かった印象。
■お気に入り度: ★★★★☆ (4.5)

■お店の情報
【千代田区】ソラノイロ
ソラノイロ 【ベジソバ】


■来店の経緯等
・2014年3月、東京に遠征。1日目の昼に初の訪問。
■食べたメニュー
・ベジソバ(800円)
■お店への到着から提供までの概要
・お店への到着は12時17分頃。外待ち無しの先客14人。
・最初に店内の券売機で食券を買う。
・厨房対面のカウンター席に案内されて座り、食券を渡して注文。
・店員さんは4人で、男性3人と女性1人。
・水は出してくれた。お代わりはカウンターのポットでセルフ。コップは綺麗な色をしていて、琉球ガラスかと思ったらプラスチック製だった。

・注文から提供まで7分。
■麺
・平打ちで幅広の、少し縮れた極太麺。
・赤くて加水高めの、表面が滑らかでプルッと引き締まった結合感があって、平打ちながらエッジの効いた麺質。食感は、少しモチッとした弾力があって気持ちの良い歯ごたえ。ちなみに、後でメニュー説明を見たところ、パプリカ練り込み麺だった模様。
・麺の味は多加水系で、野菜練り込みのせいかマイルドな甘味がある味わい。
・スープとの絡みは良好。スープの、野菜と乳製品か何かが組み合わさったような油の風味がよく絡んで、麺の味を引き立てていた。
■スープ
・オレンジに色に濁った獣系野菜塩。
・サラッとしていて、表面に油が多めに浮かんでいるけど、それほどコッテリはしていない。
・出汁は、恐らくは獣系ベースに野菜。獣系は、あっさりとした旨味があって、清湯か白湯かよく分からなかったけど、後でメニュー説明を見たところ、清湯だった模様。
・野菜は、ニンジンかカボチャみたいな緑黄色野菜の甘味とコクを感じる味わいで、最初はメニュー名からベジポタかと思ったけど、トロミとかは無かった。
・乳製品か香味油も使っている感じで、スープ自体の味は、野菜の甘味の効いたあっさりとした甘味のある味わいだけど、麺との絡みでは少し乳系の入ったような香味油の風味がよく絡んでいた。
・タレは、メニュー説明では塩ダレと書いてあったけど、緑黄野菜系の味が強くて塩のコクはあまり感じなかった。
・味付けは控えめで、塩辛さや刺激感は無い。
・丼のフチに付いていた赤いペーストは、柚子胡椒みたいな刺激感が強かったので、今回は使わなかった。
■具材
・チャーシューは、薄切りのレアスライス2枚。脂身少なめで、多分ロースだと思うけど違うかも。しっとりと滑らかで柔らかな歯ごたえに、味付け控えめであっさりとした肉の旨味のある味わい。スープの熱が入って煮えた部分は、旨味が強まっていた。
・キャベツは細い千切りで、程よくスープと馴染んでいてスープと合っていた。
・ズッキーニのスライスは、少しだけ熱が入っているけど柔らか過ぎない適度な歯ごたえで、あっさりとした味。
・パプリカは細長いカット。パリッとした歯ごたえに、多少の香味を感じるしっかりめの味で、スープのアクセントになっていた。
・ジャガイモはサイコロ切り。柔らかいながら煮え過ぎずに適度にしっかりした歯ごたえに、あっさりと優しいジャガイモの甘味のある味わい。
■全体的な味の感想
・麺は、手打ちパスタを思わせるようなモチッとした弾力があって良かった。スープの野菜の甘味や香味油との絡みもよく出来ていた。
・スープは、サラッとした中に野菜の甘味が効いた味わいで、香味油がいい仕事をしていた印象。
・具は、キャベツがスープと合っていたと思うけど、麺とは絡めずに別々に食べる向きかも。
・どちらかと言うと麺が主役のラーメンで、麺は結構良かったと思う。
■お気に入り度: ★★★★ (4.0)

■お店の情報
【千代田区】饗 くろ喜
紫 くろ喜 【鴨そば(細麺)】


■来店の経緯等
・2014年3月、東京に遠征。1日目の昼に初の訪問。
・このお店は、「饗 くろ喜」のセカンドブランドとして金曜日のみ営業のお店。この日は祝日で、本来は休業のところ、「鴨そば(細麺)」のみ120食で11時~15時に営業するとの告知があったので、昼の1軒目で訪問してみた。
■食べたメニュー
・鴨そば(細麺)(900円)
※メニュー案内には、「醤油:杉樽で作る昔ながらの製法を守る小豆島の醤油を使用。鴨出汁:首ガラ・胴ガラ・もみじ・香味野菜を、温度・時間を徹底的に管理し、鴨の旨味、香りを抽出し熟成した出汁。麺(細麺):小麦香るパン用粉をメインにブレンド 香り・コシがある麺」と書いてあった。
■お店への到着から提供までの概要
・お店への到着は開店前の9時32分頃。シャッターポール(開店前の待ちの先頭)。

・待ち人数は、10時頃に3人、10時10分頃に4人、10時20分頃に6人、10時40分頃に17人、10時50分頃に28人だった。
・開店は11時1分。
・最初に店内の券売機で食券を買い、厨房対面のカウンター席に座り、食券を渡して注文。
・店員さんは男性2人。
・水は出してくれた。お代わりはカウンターのポットでセルフ。
・紙エプロンは券売機の上に置いてあり、セルフ。
・箸は、カウンターの木の箱の中に入っている。
・注文から提供まで10分。
■麺
・四角い中細ストレート。
・白くて加水中くらいの、表面が滑らかで適度な高さの加水の中に多少の硬質さも感じる、エッジの効いた麺質。食感は、ややパツンとした感じの、軽快でキレの良い歯ごたえ。
・麺の味はあっさりしていて、旨味よりも粉の風味がメインの味わい。
・スープとの絡みは、ややあっさり気味ながら、麺の味も強くないのでバランスは取れている。スープの鴨の油の風味と丸みに、香味野菜の風味が程よく絡んで、麺の味を引き立てていた。
■スープ
・清湯の鴨醤油。
・あっさりしていて、表面に多少の油が浮かんでいる。
・出汁は、清湯の鴨出汁メインに香味野菜で、その他、和風の魚介出汁も多少入っているような気もした。あっさりとした鴨の甘旨い味わい。
・野菜は、スープ自体の味では出汁の甘さの部分にあったのかも知れないけど主張控えめで、麺との絡みでは香味野菜の風味がよく絡んでいた印象。
・タレの醤油も、多少のコクはあるけど甘旨い感じで、鴨出汁と一体化したような味わい。
・旨味はしっかりしているけど、シンプルであっさりと軽快なスープで、塩辛さや刺激感は無い。
■具材
・鴨肉は少し厚みのあるスライス。ややレア気味のムチッと滑らかな歯ごたえに、味付けは強くなくて、鴨の旨味が閉じ込められた濃厚な鴨の味わい。
・メンマは四角くて太い。噛むとスッと沈み込むような柔らかめの歯ごたえに、強くはないけど甘旨い和風醤油の味付けがよく染み込んでいる。
・菊菜は、スープに浸って多少しんなりしながらもパリッとキレの良い歯ごたえに、独特の香味が濃厚な味わい。
・白ネギは、1~1.5cm角ぐらいに開いたカット。やや強めのシャリッとした歯ごたえがあったけど、香味はそれほど強くなくて、食感がスープのアクセントになっていた印象。
・玉ネギは芯の方を大きめにカットしてある。よく煮込んでいて、少しトロッとしながらもヤワいまでは行かない程度の柔らかさの歯ごたえに、味付け控えめで、玉ネギ自体の甘味がよく出た味わい。
■全体的な味の感想
・麺は、パツンとした歯ごたえにあっさりとした味で、スープの香味との絡みが良好だった。
・スープは、鴨の旨味がよく出たあっさりと甘旨い味わいで、鴨出汁と香味野菜と醤油との一体感があったのが良かった。
・具は、鴨肉が旨かった。白ネギ、菊菜、玉ネギの野菜もスープとよく合っていたと思う。
・インパクトとかパンチは無くて、あっさりとシンプルな引きのある味。
・あっさり好きで鴨好きな人向けのラーメン。
・お気に入り度は、スープが5点で、麺を含めたトータルが4.5点ぐらいだった。
■お気に入り度: ★★★★☆ (4.5)
■お店の情報
【新宿区】ラーメン 凪 新宿煮干 新宿ゴールデン街店
ラーメン 凪 新宿煮干 新宿ゴールデン街店 【煮干ラーメン】


■来店の経緯等
・2014年3月、東京に遠征。1日目の朝に初の訪問。
・このお店は24時間営業なので、朝ラーとして訪問してみた。
■食べたメニュー
・煮干ラーメン(750円)
■お店への到着から提供までの概要
・お店への到着は7時15分頃。入口の扉を開けて、階段を昇り2階に上がる。

・店内は先客無し。最初に、店内の券売機で食券を買う。
・厨房対面のカウンター席に座り、食券を渡して注文。
・店員さんは男性2人。
・水はカウンターのポットでセルフ。
・注文から提供まで6分。
■麺
・長方形の太麺縮れ。
・白くて加水やや高めの、表面がツルッと滑らかで、粉の密度感があって、張りとボリューム感のある麺質。食感は、中身の詰まったような弾力があって適度にしっかりとした歯ごたえで、歯切れも良好。
・麺の味は粉の旨味を感じる。
・スープとの絡みは、煮干の風味が程よくサラッと絡んで、麺の旨さをよく引き立てていた。一口めは煮干の絡みを強く感じたけど、スープを飲むとスープの煮干感の方が強いので、スープを飲んだ後はそれほど強く感じずに、適度な絡みに感じた。
■スープ
・煮干醤油。
・サラッとしていて油は多くないけど、ほんの少しだけ油と馴染んだようなトロミがある。
・出汁は、恐らくは獣系ベースに煮干の魚介で、煮干メイン。獣系は恐らくは清湯で、ややライトな感じながら旨味がしっかりしている。
・魚介は煮干メイン。煮干のコクが濃厚で、苦味も多少混じっているけど、旨味と苦味とのバランスが取れていて、濃厚ながらキレの良い味わい。
・タレの醤油は旨味があって、煮干のコクと旨味をよく引き立てていた。
・塩辛さや刺激感は無い。
■具材
・チャーシューは、少しだけ厚みのある肩ローススライスが1枚と、一口大の角切りが何個か入っていた。
・肩ローススライスは、やや引き締まってしっかりした歯ごたえに、脂身のコクは少なめであっさりとした旨味のある味付け。
・角切りチャーシューは、脂身混じりの滑らかな弾力のある噛みごたえで、脂身のコクと甘味があって、タレの味付けも少し強く感じた。
・メンマは細長い。柔らかく滑らかながらコリッとした歯ごたえに、甘旨いタレの味付け。
・海苔は生地がしっかりしていて、スープに浸すとスープの煮干のコクがよく絡んでいた。
・白ネギは、多少の幅のある輪切りを縦に切って開いてあって平べったい。シャリッと切れの良い歯ごたえに、刺激感やジューシーさは控えめで適度な強さの香味がスープとよく合っていた。
・「いったんも麺」は、ワンタンの皮みたいに幅広で長くて、やや折り重なって入っていた。表面はツルッと滑らかで、多少の粉の膨らみを感じるリッチな歯ごたえに、太麺よりも粉自体の旨味を強めに感じる味で、小麦粉の味わいを堪能できた。
■全体的な味の感想
・これは旨い煮干ラーメン。
・麺は、ツルッと滑らかながら粉の密度感のある歯ごたえで、スープの煮干のコクが麺の旨さをよく引き立てていた。
・スープは、とにかく煮干のコクが濃厚で、苦味もきちんと混じっていながら旨味とのバランスがよく取れていたのが素晴らしい。
・具は、「いったんも麺」が旨かった。白ネギも、輪切りを更に開いていて、スープとよく合っているのが良かった。
・繊細さはそれほど感じないけど、煮干のコクがガツンと来ながらもキツさや重さが無いのは流石だと思った。麺とスープとの相性も良かった。
■お気に入り度: ★★★★★ (5.0)
■お店の情報
【大東市】麺や而今
麺や而今 【CLUB-T】


■来店の経緯等
・2014年3月16日(日)の昼、4か月半ぶり、9回目の訪問。
・今回は、トリュフを使った限定に興味を持ち、久しぶりに訪問してみた。
■食べたメニュー
・限定の「CLUB-T」300g(980円)
(2014年3月14日(金)から3月16日(日)までの期間限定。1日約30食)

■お店への到着から提供までの概要
・お店への到着は開店前の10時6分頃。既に16人待ち。
・待ち人数は、10時36分頃に27人。
・10時38分頃、外で先に注文を聞かれ、限定の「CLUB-T」を麺の量300gで注文。
・開店は10時54分。その時点で38人待ち。一巡目で入店できずに外で待つ。
・開店から39分後に入店。カウンター席に座る。
・水はカウンターのポットでセルフ。
・入店から提供まで6分。
■麺
・長方形でウエーブのかかった太麺。
・白くて加水中くらいの、滑らかな張りと粉の密度感のある麺質。食感は、粉の弾力があってサクッと切れる気持ちの良い歯ごたえ。
・麺の味はあっさりながら粉の旨味が強めの味わい。
・タレとの絡みは良好。油の丸みとトリュフの香味とコショウの刺激とが麺に絡んで、麺の旨さをよく引き立てていた。
■タレ
・トリュフを仕込んだオイル系。最初から麺に和えてある。
・油は、恐らくは植物系メインで、トリュフの香味が強めに仕込んである。
・味付けは、ほんの少しだけ塩か何かが入っている感じで、結構あっさりしているけど、トリュフのリッチな香味と黒コショウの程よいパンチとが組み合わさっていて、味付け控えめながら輪郭がはっきりしていてメリハリのある分かりやすい味。
■鶏白湯ソース
・別皿で提供。
・味付けはほとんど無しで、一味が少しトッピングしてある。
・ゼラチンのネトッとしたトロミがあって粘度強めで、油は多くなくてコッテリ感やマッタリ感は控えめ。旨味やコクも控えめながら、ネットリとした口当たりがあって丸みのある繊細な鶏の味わい。
・後半、つけ麺みたいに麺を鶏白湯ソースに付けて食べてみた。トリュフの香味やコショウのパンチがややマスキングされて、麺に絡んだ鶏白湯のトロミを味わうような感じ。
・最後に、麺を少し残した状態で、丼に鶏白湯ソースを注いでみた。鶏白湯のトロミとタレの味とが入り混じって、良い味変化になっていた。
■具材
・チャーシューは、レアの肩ローススライスと小さめのサイコロ切りの2種類。
・レアの肩ローススライスはやや厚切り。しっとりと滑らかでしなやかな、噛み切るのにはやや粘る感じの歯ごたえに、味付けあっさりで、脂身の丸み混じりの肉の旨味を感じる味わい。
・小さめのサイコロ切りのチャーシューは、実食時には鴨肉のようにも思ったが、豚肉かも。表面に焼きが入っていて、柔らかい張りと弾力のある歯ごたえに、焼いた油の香ばしさと多少の塩気があって、旨味の強い味わい。
・黒トリュフのスライスは、和え麺と鶏白湯ソースの両方に入っていた。噛むとサクッと切れる歯ごたえに、トリュフオイルと較べると強くはないけど、しっかりとした香味があった。
・水菜は、新鮮で優しい歯ごたえで、麺に多少のサッパリ感をプラスしていた。
・白ネギ輪切りは、香味や歯ごたえの主張は強すぎずに、水菜と一緒になって麺にサッパリ感をプラスしていた。
・鶏白湯ソースに入っている白いキノコのスライスは、恐らくはマッシュルームだと思う。固くはないけどカチッとした質感があって、噛むとサクッと切れる歯ごたえに、香味は強くなくてほんのりとしていて、トッピングされている一味の刺激感が効いていた。
■全体的な味の感想
・これはガチで旨いと思った。
・麺は、程よく引き締まった弾力があって歯切れも良好で、麺の味も粉の旨味がよく感じられて良かった。トリュフオイルとの絡みも良好で、麺の旨さがよく引き立っていた。
・タレは、トリュフの香味と黒コショウが効いたオイル系で、トリュフの香ばしさと油の丸みとのハーモニー感が素敵。麺の味とのバランスもよく取れていて、あくまでも麺が主役だったのが良かった。
・鶏白湯ソースは、味付けや油のコクはかなり控えめなプレーンな味ながら、ネトッとしたトロミが強くて濃厚な鶏の出汁感があったのが良かった。麺を鶏白湯ソースに付けたり和えたりすることで、最後までいろいろと変化を楽しめたのが良かった。
・具は、どちらかと言うと脇役に感じたけど、麺の旨さを引き立てる役割をよく果たしていたと思う。小さな角切り肉は、旨味の強さがアクセントになって、いい付け合わせになっていた。
・トリュフと鶏白湯の両方で贅沢さを感じられたのが素晴らしかった。
■お気に入り度: ★★★★★★ (6.0)
■その他
・食べ終わった後の会計時、「関西らぁ祭2014 兵庫・大阪版」の3つめのスタンプを押して貰った。
■お店の情報
【松阪市】麺や 青雲志
麺や草庵@麺や 青雲志 【特製草庵塩らぁ麺】


■来店の経緯等
・2014年3月15日(土)の昼、1か月半ぶり、31回目の訪問。2杯食べたうちの2杯目。
(訪問回数は、ブログに書いていない分を含む)
■食べたメニュー
・特製草庵塩らぁ麺(950円)
(2013年3月中の「麺や草庵」営業限定。1日15食)
■お店への到着から提供までの概要
・入店時に、1杯目の「特製草庵正油らぁ麺」と合わせて注文。
■麺
・平打ちで少しウエーブのかかった太麺。恐らくは1杯目の草庵正油と同じ麺。
・白くて加水高めの、表面がツルッと滑らかで、優しい張りの中に少しだけカチッとした感じの結合感のある麺質。食感は、茹で加減かスープとの相性なのかは分からないけど、1杯目よりは少しだけしっかりしていた印象で、固くはないけど、優しい弾力の中に多少の引き締まった感じのある歯ごたえ。
・麺の味は多加水系であっさりとした粉の旨味を感じる。
・スープとの絡みは、スープのトロミと煮干の風味があっさりと麺に絡んで、どちらかと言うと麺の味主体で食べる感じ。一口めは少し麺の味の方が強い気がしたけど、その後は気にならなくなった。
■スープ
・白濁した獣系魚介塩。
・少しトロッとしているけど粘度はそれほど高くなくて、油もそれほど多くない感じ。
・出汁は、獣系ベースに煮干の魚介。獣系は、お粥みたいにトロッと優しいゼラチン感があって、コッテリ感やマッタリ感は控えめで、獣系の旨味もあまり強くない感じ。
・魚介は煮干メイン。煮干のコクが強めで、苦味やエグミは強くないと思うけど、煮干の旨味や甘味やふくよかさもやや控えめなニボニボ感がメインの味わい。麺との絡みでは煮干の風味はほんのりしているけど、スープ自体の味は煮干の味が結構強めに効いていた。
・塩ダレは、塩気がやや強めの味付けで、タレの旨味は控えめ。
・タレの塩気とニボニボ感がメインの味わいで、スープ自体の味は多少強い感じがするけど、獣系の穏やかでトロッとした丸みが組み合わさっており、塩辛さや刺激感は無い。
■具材
・チャーシューは、少しだけ厚みのある肩ローススライス。脂身混じりのムチッと滑らかな弾力があって肉の繊維感はそれほど強くない歯ごたえに、味付け控えめで、脂身混じりの肉自体の穏やかな甘味と旨味を感じる味わい。
・味玉は、黄身がトロッとしていて、味付け控えめで卵自体の濃厚さを感じる味わい。
・メンマは太くて四角い。少し柔らかめで噛むとスッと切れるような繊維感のある歯ごたえに、旨味強めの、良質感があってやや強めの味付け。
・白ネギ輪切りは、優しい歯ごたえに、少し水っぽい感じの風味があった。
・その他、海苔が乗っていた。
■全体的な味の感想
・麺は、加水高めでツルッと滑らかな中に多少引き締まった感じのある歯ごたえ。スープとの絡みは、煮干の風味がほんのりと絡んでいたけど、割とあっさりしていた印象。
・スープは、獣系ベースに煮干を効かせていて、タレの旨味や油に頼っていないのは好感が持てたけど、個人的には、獣系の旨味やコクがもう少し欲しかったかも。
・煮干は、麺との絡みはほんのりとしていたけど、割と良い感じだったと思う。スープ自体の味は煮干感が強めで、個人的には、もう少し煮干の旨味も感じられればもっと良いと思った。
・具は、チャーシューや味玉に関してはスープの味の方が強かった気がしたけど、メンマの味付けはスープに負けずに良く主張していた印象。
・白濁獣系のベースに塩と煮干を効かせたシンプルな味わいのラーメン。
・1杯目の草庵正油と較べると、草庵塩の方が味付け強めでインパクトはあったけど、スープの旨味に関しては正油の方が良かったと思う。また、今回の多加水平打ち太麺との組み合わせに関しては、個人的には、こちらの塩の方が良かった気がした。
■お気に入り度: ★★★★ (4.0)
■お店の情報
【松阪市】麺や 青雲志
麺や草庵@麺や 青雲志 【特製草庵正油らぁ麺】


■来店の経緯等
・2014年3月15日(土)の昼、1か月半ぶり、31回目の訪問。2杯食べたうちの1杯目。
(訪問回数は、ブログに書いていない分を含む)
・このお店は、2013年3月中、「麺や草庵」営業としてメニューを絞って営業しているので、興味を持って訪問してみた。

■食べたメニュー
・特製草庵正油らぁ麺(950円)
(2013年3月中の「麺や草庵」営業限定)
■お店への到着から提供までの概要
・お店への到着は開店前の10時24分頃。駐車場に車が1台止まっているが、こちらが到着しても車から出て来なかったので、シャッターポール(開店前の待ちの先頭)。
・開店は10時48分。
・最初に券売機で食券を買い、厨房対面のカウンター席に座り、食券を渡して注文。
・水はカウンターのポットでセルフ。
・注文から提供まで3分。
■麺
・平打ちで少しウエーブのかかった太麺、。
・白くて加水高めの、表面がツルッと滑らかで、少し緩い感じの結合感のある麺質。食感は、ムニュッとした感じの優しい弾力のある歯ごたえ。
・麺の味は多加水系で、あっさりとした粉の旨味を感じる味わい。
・スープとの絡みはややあっさり気味ながら、スープの旨味が麺の味を引き立てていた印象。
■スープ
・清湯の醤油。
・あっさりしていて油は多くないけど、少し油に馴染んだような丸みのある口当たり。
・出汁は、蛤などの魚介とキノコ。あっさりと優しいながら丸みと厚みがあって、旨味のしっかりとした味わい。
・魚介の風味の主張は強くなくて、蛤やキノコの風味もあまり強くは立っていなかったので、実食時には清湯獣系ベースなのかと思ったけど、後で店主さんに確認したところ、獣系不使用とのことだった。蛤は言われてみればそんな感じだけど、キノコはよく分からなかったかも。
・醤油ダレは、甘めで旨味のあるコクがあって、塩気は控えめでカドはない。後で聞いた話では、牡蠣正油のタレを使用している模様。
・出汁とタレとが一体となった感じの、旨味と厚みがありながらインパクトとか押しは強くない、軽快で味の足し引きのある味わい。
・塩辛さや刺激感はない。
■具材
・チャーシューは、やや厚切りの肩ローススライス。ムチッとした脂身混じりでジューシーな歯ごたえに、味付けは強くなくて、脂身の甘味と丸み混じりの肉の旨味を感じる味わいで、清湯正油のスープとよく合っていて旨味が引き立っていた。
・味玉は、黄身がトロッとしていて、少し塩気の効いた味付けで、卵自体の濃厚さを感じる味わい。
・メンマは細い。よく煮込んであって、繊維感が少なめで柔らかい歯ごたえに、あっさりとした味付け。単体で食べると優しい感じだけど、麺と絡むと、麺があっさりしているのでメンマの味付けが多少主張していた印象。
・白ネギ輪切りは、優しい歯ごたえに、しっとりとみずみずしい感じの風味があった。
・海苔は、生地が適度な強さで、スープに浸すとスープとよく合っていた。
■全体的な味の感想
・麺は、加水高めのツルッと滑らかな平打ち麺で、スープとの絡みはあっさり気味だったけど、麺とスープとの馴染み自体は良かったと思う。
・スープは、あっさりながら甘旨いコクの厚みを感じる味わいで、蛤やキノコ等、個々の素材の風味はあまり主張していなかった気がしたけど、その分、よくまとまっていた印象。スープの味の強さは飲むのにちょうど良い感じで、麺との絡みはややあっさりしていたかも。
・具は、チャーシューとスープとの相性が良好で、チャーシューの旨さがよく引き立っていたのが良かった。
・どちらかと言えばスープが主役の、インパクトやパンチは少なめで落ち着いた感じのラーメン。個人的には、このスープなら細麺でも食べてみたいと思ったかも。
・お気に入り度は、麺が4点ぐらいで、トータルでは4.5点ぐらいだったと思う。
■お気に入り度: ★★★★☆ (4.5)
■お店の情報
【大阪市中央区高津】らーめんstyle JUNK STORY
らーめんstyle JUNK STORY 【イカデビル】


■来店の経緯等
・2014年3月の平日の晩、3か月半ぶり、27回目の訪問。
(訪問回数は、ブログに書いていない分を含む)
■食べたメニュー
・3月限定メニュー「イカデビル」辛さ普通(850円)
(2014年3月8日(土)から月間通しての限定。昼夜各15食)
※メニュー説明には「イカの煮干ベースのスープにカレーの風味を合わせた一杯です。イカとカレーの風味のダブルパンチがハマります!辛さの調節にはハバネロを使用しております。大変辛いので、辛いものが苦手な方はご注意ください。付属のニンニクマヨでマイルドかつ、味の変化も楽しめます。イカとマヨの相性は抜群ですよ!」と書いてあった。
■お店への到着から提供までの概要
・お店への到着時には外待ち無しながら、席の準備ができるまで外で待つ。
・到着から1分待ちで入店。厨房対面のカウンター席に座る。先客8人。
・メニューを見て、限定の「イカデビル」を辛さ普通、麺の量並で注文。ちなみに、辛さの調節は、+1デビルあたり+30円。
・店員さんは4人で、男性3人と女性1人。社長と店長さんが居た。
・イカスミが飛ぶということで、紙エプロンを出してくれた。
・水はカウンターのポットでセルフ。
・カウンター席の背面に上着掛けのハンガーがある。
・椅子の下が荷物入れになっている。
・注文から提供まで16分。
■麺
・平打ちでウエーブのかかった中太麺。
・加水中くらいかやや高めの、表面がツルッとしていて、滑らかさの中に少しカチッとした感じのセモリナ粉の硬質さを感じる麺質。食感は、引き締まった張りと弾力を感じる歯ごたえで、強ゴシ過ぎずに歯切れも良好。
・麺の味は、粉の旨味を感じる味わい。
・スープとの絡みは、スープのパンチとイカスミ混じりのカレーの風味が程よく絡んで、辛過ぎずに麺の味とのバランスが良好だった。
■スープ
・清湯のイカスミカレー。
・サラッとしていて、油が少し浮かんでいる。
・出汁は、恐らく清湯獣系ベースにイカの魚介。獣系は、あっさりしていて旨味が味のベースになっている感じ。
・イカは恐らくは乾物系で、イカっぽい風味はイカスミやカレーと較べると控えめで、旨味メインの味わいに感じた。
・タレは、イカスミの丸みと風味にカレーの香味が組み合わさって、そこにハバネロ系の唐辛子の辛味が適度に効いた香ばしくてパンチのある味付け。麺との絡みはそれほど辛くないけど、スープ自体の味は辛さ普通でもそこそこピリッとしていた。激辛というほどの辛さではないけど、出汁の味をマスキングする程度にはピリ辛感があった印象。
・後半、別皿のニンニクマヨをスープに投入してみた。
・やや丸みのある味わいのマヨネーズで、黒いスープに混ぜるとややダマになりながら混ざる感じで、スープに丸みがプラスされてピリ辛感は和らぐけど、イカスミやカレーの風味も弱まるように感じた。
■具材
・チャーシューは、少しだけ厚みのあるレアの肩ローススライス。スープで少し熱が入っていて、ムチッと滑らかな歯ごたえに、あっさりと甘い味付けで脂身混じりの肉の旨味がある味わい。スープのパンチがよく絡んで、肉の旨味を引き立てていた。
・メンマは四角いザブトン型。ポリッと歯切れの良い繊維感のある歯ごたえで、味的にはスープの方が強く感じた。
・小さいイカは一口大にカットしてある。少しだけ干してあるような、固くはないけどやや引き締まった感じの強めの歯ごたえに、濃縮感のある強めの旨味とコクのある味わい。
・白ネギ輪切りは優しい歯ごたえで、量が多くないこともあって、スープとのバランス的には主張控えめに感じた。
・三つ葉は小さめのカットで、吸い物の薬味みたいな存在感があった。
・糸唐辛子は、口に入るとベースのパンチにプラスした感じのほんのりとした刺激感があった。
■全体的な味の感想
・麺は、ツルッと滑らかで引き締まった張りのある、デュラムセモリナ粉を感じる麺質で、スープとよく合っていて良かった。
・スープは、イカスミの風味とカレーの香味のバランスが良好で、そこにハバネロのピリ辛感がプラスされた、パンチがあって食欲をそそる味わい。辛さ普通でも、出汁とのバランス的には結構辛さの主張があった印象。
・どちらかと言うと出汁よりもタレが主役の味で、事前に想像していたよりも出汁のイカっぽさは控えめで、むしろイカスミの方が印象に残ったかも。
・具は、レアチャーシューとスープとの相性が良好で、チャーシューの旨味がよく引き立っていたのが良かった。
・小さいイカも、少し干した感じの旨味の強さがあって良かった。
・別皿のニンニクマヨは、個人的には入れなくても良いと思った。ただし、辛さを和らげる効果はあるので、もっと辛さを増した時なら良いのかも。
・お気に入り度は、強いて付ければ4点ぐらいだけど、このお店らしいセンスのあるメニューで、点数以上の楽しさがあったと思う。
■お気に入り度: ★★★★ (4.0)
■お店の情報
【奈良市尼辻町】まりお流
まりお流 【豚骨だけで作った似非バラバラ霧島】


■来店の経緯等
・2014年3月の平日の晩、2か月ぶりの訪問。
・ブログを始めてからは27回目の訪問。
(ブログを始める前にも訪問しているが、回数は記録していないため不明)
・このお店の超こってり系ラーメンは鶏豚骨スープだが、今回、豚骨だけで超こってりラーメンをやるという告知があったので、興味を持って訪問してみた。
■食べたメニュー
・今週の創作「豚骨だけで作った似非バラバラ霧島」(1260円)
(2014年3月7日(金)からの週替わり限定)
■お店への到着から提供までの概要
・お店への到着時には外待ち無し。カウンター席に座る。
・先客は24人。
・「今週の創作」は店内に書いていない裏メニュー。「こってり」の方で注文した。
・店員さんは8人で、男性7人と女性1人。
・水は奥の冷水機でセルフ。温かいオシボリも冷水機の横に置いてあり、セルフ。
・先にチャーシュー用のつけダレが別皿で出てきた。

・注文から提供まで14分。
■麺
・長方形の四角い、少しウエーブのかかった中太麺。
・加水中くらいかやや高めの、表面がツルッと滑らかで、やや平べったい感じの密度感と張りのある麺質。食感は、ややムチッと引き締まった感じの弾力のある歯ごたえで、強ゴシ過ぎずに歯切れも良好だった。
・麺の味は、強くはないけどしっかりしている。
・スープとの絡みは、スープのコッテリ感とタレの旨味がよく絡んで、麺とのバランスは割と取れていた印象。スープの熱さも麺によく絡んでいて、麺の味を引き立てていた。
■スープ
・白濁した獣系醤油。温度高めでアツアツ。
・ドロッとしていて、背脂が多めに混じっていてかなりコッテリしている。
・出汁は、恐らくは豚骨の獣系。ゼラチンの中に大量の背脂が混じっていて、どちらかと言うとゼラチンよりも脂の方が強い感じのドロドロしたトロミが強くて、甘味と丸みがあって、その中にほんのりとした多少の呼び戻しっぽいコクと、あっさりとした旨味を感じる味わい。
・タレはやや薄めの醤油系で、多少のコクがあって旨味がしっかりした味付け。
・鶏豚骨出汁使用のレギュラーの霧島や富士山と較べると、鶏を使っていない分だけ、タレの味付けと脂の丸みで味を整えているような味わい。
・粘度やコッテリ度で言えば富士山よりはマイルドだと思ったが、麺を食べた後にスープを飲むと、だんだん出汁の旨味よりも脂のコッテリ感が勝ってきたので、9割ぐらい飲んだところで完食せずに残した。
■具材
・チャーシューは、バラの大きな角切りで量が多い。脂身はプルッと柔らかくて噛むとスッと切れる感じの歯ごたえで、肉の部分は固くはないけどやや引き締まっていて肉の繊維感のある厚みなりにしっかりした歯ごたえ。醤油ダレ系の味付けがしっかりしていて、脂身は大きいけど油が適度に抜けていて脂身のコクはそれほど強くはない感じ。
・別皿の付けダレは、焼肉のタレみたいな甘味混じりのコクがあって、チャーシューの味付けをマスキングするような感じの味わい。チャーシュー自体の味付けがしっかりしているので、別に無くても良いと思ったけど、チャーシューのコッテリ感を和らげるのには良いかも。
・味玉は、黄身は少し固めの半熟で、味付けは割とあっさりしていた印象。
・メンマは太くて四角い。ポリッと滑らかで繊維感がやや強めの、噛むと沈み込むような歯ごたえに、味付けはあっさりながらスープの味に負けない主張のある、強いて言えば和風っぽい旨味のある味付け。
・青ネギ輪切りは、シャリッと優しい歯ごたえと香味があって、スープと絡むと多少のサッパリ感をプラスして薬味の役割を果たしていた。
■全体的な味の感想
・麺は、ツルッとして適度に引き締まった歯ごたえで、スープとの絡みも良好だった。スープの熱さが麺によく絡んでいたのが良かった。
・スープは、ドロドロしていて味付けがしっかりしていたのは良かったけど、ゼラチンよりも脂のコッテリ感に頼り気味だった印象。呼び戻しっぽい豚のコクも多少はあったけど、脂が多過ぎてやや埋もれ気味だった気もした。個人的には、昨年夏に食べた創作の久留米風ぐらいくっさい方が好み。
・具は、角切りのバラチャーシューが大きくて量も多いのがファンタスティックで良かった。
・ドロドロでコッテリのスープと大量のコッテリチャーシューとのハーモニー感は、まさしくこのお店の真骨頂だと思う。
・豚骨マニアというよりも、コッテリ大好きな人向けのラーメン。
・お気に入り度は、最初の印象は4.5点ぐらいだったけど、トータルだと4点ぐらいだったと思う。
■お気に入り度: ★★★★ (4.0)
■お店の情報
【大阪市福島区】中華そば 無限
中華そば 無限 【特濃煮干そば】


■来店の経緯等
・2014年3月9日(日)の昼、4か月ぶり、7回目の訪問。
・「関西らぁ祭2014 兵庫・大阪版」の2軒目のお店として訪問。
■食べたメニュー
・特濃煮干そば 並(850円)
■お店への到着から提供までの概要
・お店への到着は14時12分頃。外に5人待ち。
・到着から7分待ちで入店。店内で待つ。
・待っている間の14時30分に閉店。その時点で待っている人で終了。
・入店から19分待ちでカウンター席に座る。メニューを見て「特濃煮干そば」を注文。
・店員さんは3人で、男性1人と女性2人。
・足元に荷物入れのカゴが置いてある。
・店内には、大和製作所製の製麺機が置いてあった。
・注文から提供まで10分。
■麺
・平打ちで少しウエーブのかかった太麺。
・少し色が付いていて加水中くらいかやや高めの、表面がツルッと滑らかでムチッと引き締まった密度感のある麺質。食感は、ムチッとした弾力とコシの強さを感じる歯ごたえ。
・麺の味は、食感重視なのかあまり強くはないけど、粉の旨味がしっかりしていると思う。
・スープとの絡みは、麺がスープをやや弾く感じで、麺の味とのバランスはそれなりに取れているとは思うけど、スープの煮干のコクの絡みは控えめであっさりしている印象。個人的には、レンゲでスープを味わいながら麺を食べてちょうど良い感じだった。
■スープ
・清湯の煮干醤油。
・あっさりしていて油は少なめだけど、ほのかにトロッとしたような質感があって、表面には乳化した油か何かのうっすらとした層がある。
・出汁は、清湯獣系ベースに煮干の魚介で煮干しメイン。獣系は、恐らくは鶏メインのあっさりとした旨味を感じる味わい。
・魚介は、煮干のコクが濃厚で、多少の塩気も感じる濃くて強い味。魚粉感は強くなくて、苦味や雑味も強くないと思うけど、味が濃いので人によっては苦味があるように感じるかも。
・タレの醤油は旨味があって、コクの強さは適度でカドは無い感じ。
・タレの味付けは、フルーツ系か何かの甘味と丸みも多少感じる味わいで、煮干の塩気や味の濃さとバランスしていた印象。
・刺激感は無い。
■具材
・チャーシューは、少し厚みのある巻きバラスライス。ムチッとしなやかで少ししっかりした感じの歯ごたえに、味付け控えめで、脂身のコクがよく効いた味わい。
・味玉は、黄身がトロッとしていて、優しい旨味のある味付け。
・穂先メンマは、シャクッと滑らかで適度に歯切れの良い繊維感のある歯ごたえに、味付けあっさりでほんのりとしたタケノコの風味を感じる味わい。
・白髪ネギは、しっかりめの歯ごたえで、麺と絡んで食感のアクセントになっていた。
・青ネギ輪切りは、スープとのバランス的には主張控えめだったかも。
■全体的な味の感想
・麺は、ツルッとしてムチッとした強めの麺で、スープとやや絡みにくいように感じた。
・スープは、煮干のコクが濃厚なのは良かったけど、麺に煮干の風味があまり絡まないのが少々気になった。また、煮干のコクの強さに対して、ベースの旨味が少々軽い感じだったかも。
・個人的には、煮干しガツンはスープ自体の味よりも麺との絡みで感じる方が好みなので、前回煮干そばを食べた時と較べると、ややツボに嵌らなかった印象。
・以前に較べると、麺とスープとのマッチングが変わっているのかも。
■お気に入り度: ★★★★ (4.0)
■お店の情報
【大阪市福島区】烈志笑魚油 麺香房 三く
烈志笑魚油 麺香房 三く 【薫る豆乳三】


■来店の経緯等
・2014年3月9日(日)の昼、1年ぶり、3回目の訪問。
・今回は、年に1度の「三くの日(3月9日)」限定の特別メニュー狙いで訪問してみた。
・前回の訪問がちょうど1年前の3月9日で、その日は「落し蓋ラーメン」狙いで訪問したところ、たまたま三くの日だった。店員さんによると、落し蓋ラーメンと三くの日限定の二杯とも食べるのはダメという事だったので、初志貫徹して落し蓋ラーメンを選択した。今回は、そのリベンジで再訪。
■食べたメニュー
・年に1度の特別メニュー「薫る豆乳三」(850円)
(2014年3月9日(日)限定。昼夜各30食限定)
※メニュー案内では「850.39円」と書いてあったが、券売機では850円。

■お店への到着から提供までの概要
・お店への到着は開店前の10時13分頃。既に22人待ち。ちなみに、昨年の三くの日は10時33分到着で3番目だったので、今年もそれ位の時間に訪問するつもりだったが、Twitter上で8時過ぎに4人待ちとの報告があったので予定より早めに家を出たところ、ギリギリで限定数に間に合った。

・10時24分頃、待ち人数が限定数と同じ30人になった。
・待ち人数は、10時30分に30人、10時40分に33人、11時に35人、11時30分に48人だった。
・開店は11時41分。最初に、店主さんが並んでいるお客に記念のステッカーを配っていた。
・先頭のお客の入店は11時45分頃。一巡目で入店できずに外で待つ。
・入店は12時14分頃。最初に店内の券売機で食券を買い、店員さんに食券を渡して店内で待つ。
・入店から9分待ちで、厨房対面のカウンター席に座る。
・店員さんは5人で、男性4人と女性1人。
・コップと箸と紙オシボリを出してくれた。冷たいお茶はカウンターのポットでセルフ。
・店員さんから紙エプロンが要るか聞かれたので、出してもらった。
・着席から提供まで9分。
■麺
・長方形の太麺縮れ。
・加水やや高めの全粒粉麺で、表面はややスープに馴染んだ感じの滑らかさがあって、ガシッとはしていないながらも密度感があって、少し丸みを帯びた感じの張りとボリューム感のある麺質。食感は、少し柔らかめの茹で加減で、やや緩めでモチッとしながらも適度にしっかりとした弾力を感じる歯ごたえ。
・麺の味は、多加水系で粉の甘味とあっさりとしたコクを感じる味わい。
・スープとの絡みはややあっさりしている。豆乳の風味と旨味がサラッと絡むとともに、柚子の風味がほんのりと麺に絡んで、麺の味を引き立てていた。
■スープ
・白く濁った豆乳。
・割とサラッとしていて油は多くないけど、豆乳の丸みがある。
・出汁は恐らくは清湯で、魚介メインの和風テイスト。獣系は、入っているのかよく分からない感じで、最初は獣系不使用かと思ったけど、多少は入っているかも。
・魚介は、豆乳の味が強いせいか風味やコクの主張は控えめで、あっさりとした旨味のある出汁感が味のベースになっている感じ。
・豆乳は、甘い風味とコクがあって、スープの熱で豆乳が固まったようなザラザラ感があった。ちなみに、後で調べたところ、ザラザラはおからだった模様。
・タレは、色的には塩ベースかと思ったけど、塩の主張が無かったので、かなり薄い醤油ベースかも。
・味付けは控えめで、タレの存在は感じにくいけど、出汁や豆乳の味はきちんとまとまっている感じ。また、豆乳の丸みや厚みと出汁の旨味があるので、味が薄いとは思わなかった。
・塩辛さや刺激感は無い。
■具材
・チャーシューは分厚いバラスライス。脂身はトロッとしていて、肉の部分は柔らかな弾力があって厚みなりの噛みごたえのある歯ごたえに、旨味のある味付けが脂の甘味やコクとよく組み合わさった感じの味わい。
・鯛の切り身は厚めで、湯葉とイクラがトッピングしてある。鯛は生ながらスープの熱が通って適度にプリッとした弾力のある歯ごたえに、味付け感の無いあっさりとした鯛の旨味を感じる。
・トッピングのイクラは、プチッと柔らかな歯ごたえで、程よい塩気の主張がアクセントになっていた。
・豆腐は大きい角切り。柔らかな絹ごし豆腐で、噛むとスッと切れる歯ごたえに、大豆の濃厚ながらサッパリとしたコクを感じる味わい。
・厚揚げは、表面を少し炙っていて、パフッとした感じの食感に、味付け感が無くて優しい旨味のある味わい。
・白ネギは平べったく伸ばしてあって、香味やジューシー感が強すぎずにシャリッとした歯ごたえがあった。
・ホウレン草は、しんなりと水っぽくてパリッとしたキレのある歯ごたえに、みずみずしいながらも濃厚なコクがあった。
・スープの底の方には、豆モヤシの豆の部分だけみたいな大豆が何個か入っていて、食べ進んだラストに若干のサプライズ感があった。
■締め

・ラーメンを食べ終わると、締めに鯛の握りを2つ出してくれた。
・鯛の切り身の表面をバーナーで炙って、甘ダレを掛けてある。
・鯛は、やや緩い感じの滑らかで柔らかな弾力のある歯ごたえで、甘ダレの味は強くなくて、鯛のあっさりとした旨味に炙りの香ばしさと甘ダレの香ばしさがバランス良くプラスされた、ほんのりとした甘味があってサッパリとした味わい。
■全体的な味の感想
・麺は、加水やや高めの全粒粉麺で、やや緩い感じながらも、ボリューム感があってスープとも合っていた印象で、柚子の風味との絡みは良かったと思う。
・スープは、豆乳の味わいを前面に出したあっさりテイストで、豆乳の奥から徐々に出汁を感じられた。
・具は、全体的に味付けあっさりで、鯛の切り身は旨味が感じられて良かった。
・イクラも、塩気があっさりとしたスープや鯛の切り身と合っていて、いいアクセントになっていた。
・締めの鯛の握りは、具の鯛との味の違いが感じられたのは良かった。
・個人的には、ラーメンとしては落し蓋ラーメンの方が良かった気がしたけど、具が豪華で、このお店のファンの人向けの感謝メニューとしてはよく出来ていたと思う。
・お気に入り度は、麺とスープだけなら4点ぐらいで、具材と感謝の気持ち込みなら4.5点ぐらいだったと思う。
■お気に入り度: ★★★★☆ (4.5)
■お店の情報
【有田市】和 dining 清乃
和 dining 清乃 【鶏白湯しょうゆ】


■来店の経緯等
・2014年3月8日(土)の昼、7か月ぶり、6回目の訪問。
・今回は、前回訪問後に登場したレギュラーメニューの「鶏白湯しょうゆ」を食べたいと思い、訪問してみた。
■食べたメニュー
・鶏白湯しょうゆ(750円)
■お店への到着から提供までの概要
・お店への到着は開店前の10時43分頃。駐車場には先に1台車が止まっていたが、一応シャッターポール(開店前の待ちの先頭)。
・開店は10時59分。その時点で5人待ち。
・テーブル席に案内されて座り、メニューを見て「鶏白湯しょうゆ」を注文。
・店員さんは4人で、男性2人と女性2人。
・水は出してくれた。お代わりはテーブルのポットでセルフ。
・青い紙オシボリも出してくれた。
・注文から提供まで5分。
■麺
・四角い中細ストレート。
・白くて加水中くらいかやや高めの、表面が滑らかで少しプリッとした感じの、しなやかで優しい張りとエッジ感のある麺質。食感は、やや柔らかめながら適度な張りと弾力の主張があって、噛むと粘り過ぎずに切れる気持ちの良い歯ごたえ。
・麺の味は、あっさりとした粉の旨味を感じる味わい。
・スープとの絡みは良好。スープのトロミと優しい旨味がよく絡んで、麺の味を引き立てていた。最初の方は煮干系の魚介の風味がよく絡んでいたけど、途中から控えめになった。
■スープ
・白濁した鶏白湯醤油。
・ドロッとしていて粘度高めで少しコッテリしているけど、油はそれほど多くない感じ。
・出汁は、鶏の獣系メインに魚介。獣系は、多少のゼラチン感のあるトロミと丸みがあって、油っぽさは強すぎずに、あっさりとした鶏の繊細な旨味を感じる味わい。
・魚介は恐らく煮干メインで、主張し過ぎずに、鶏白湯やタレとバランス良く組み合わさって旨味を引き立ている感じ。麺には、最初のうちは煮干の風味がやや強めに絡んでいたけど、後半はそれほどでもない感じだった。
・タレの醤油は、コクがしっかりしていて、出汁とのバランスは強すぎず弱すぎずの絶妙な感じ。
・タレの旨味はかなり控えめで、鶏と魚介と醤油の旨味が組み合わさった、繊細ながらしっかりとした良質感のある旨味を感じる味わい。塩辛さや刺激感は無い。
■具材
・チャーシューは、厚切りのレアの肩ローススライス。しなやかでしっとりしていて、固くはないけど歯切れがやや生っぽく粘る感じの歯ごたえに、味付け控えめで脂身少なめの、あっさりとしたレアな豚肉の味わい。
・味玉は、黄身がネトッとしていて、適度な強さの旨味のある醤油系の味付け。
・メンマは太くて四角い。噛むと沈み込むような滑らかな繊維感のある歯ごたえに、ほのかに生姜が効いているような、強くはないけどタレがしっかり染みた感じの味付け。
・青ネギ輪切りは、上に何かのスパイスがトッピングしてあり、スパイスで強まった感じの香味があって、シャリッと優しい歯ごたえと相まって、トロッとしたスープに対して適度な主張があって薬味の役割をよく果たしていた。
・玉ネギはやや細かめの角切り。香味や歯ごたえが主張し過ぎずにスープとよく一体化していて、スープの程よいアクセントになっていた。
■全体的な味の感想
・麺は、優しいながらも適度な張りがあって旨かった。スープとの相性も良好で、麺とスープとの一体感のある味わいが素晴らしかった。
・ちなみに、前回訪問時の昨年夏は自家製麺と麺屋棣鄂の麺との併用だったので、今回はどちらの麺なのかは事前に知らなかったし、先入観を持つのが嫌なので敢えて聞かなかったけど、後で調べたところ、全て自家製麺になっている模様。
・スープは、ドロッとした鶏白湯ながら、鶏と魚介と醤油のバランスの取れた繊細な旨味があって、良質感のある味わいなのが良かった。適度に主張しながら鶏の味わいをスポイルしない、魚介のバランス感が素敵。
・具は、味玉の味付けがスープに対してやや強かったかも。
・チャーシューは、しっとりとした真空調理のレアな味わいで、今回のスープとの相性的には、やや旨味が感じにくくてレアっぽさが前に出ていた気がした。個人的には、チャーシューを今回のスープと合わせると、味的に豚肉か鶏肉かよく分からない感じだったので、むしろ鶏ムネ肉のチャーシューを合わせても面白そうに思った。
・ちなみに、同行者が注文したつけ麺の別皿レアチャーシューを一口貰ったところ、ちゃんと豚肉の旨味を感じたので、清湯系のスープだとまた違った印象を受けたかも。
・今回は、麺とスープのバランスの良さと、スープの味付けのバランスと良質感が結構気に入った。
・パンチのある味やはっきりした味よりも、バランス感や良質感のある味が好きな人向けのラーメン。
■お気に入り度: ★★★★★ (5.0)
■お店の情報
【東大阪市長堂】らぁめん たむら
らぁめん たむら 【和風油そば】


■来店の経緯等
・2014年3月の平日の晩、3週間ぶり、33回目の訪問。
(訪問回数は、ブログに書いていない分を含む)
・この日は、常連のアグネス・デジタルさん一押しの「和風油そば」が提供されるとの事なので、訪問してみた。
■食べたメニュー
・期間限定の「和風油そば」(980円)
※2014年3月5日(水)からの週替わり限定。並(220g)のみ。
■お店への到着から提供までの概要
・お店への到着時には外待ち無しの先客9人。
・厨房対面のカウンターの右端の席に座り、ホワイドボードの下の貼り紙に書いてある期間限定の「和風油そば」を注文。
・店員さんは男性2人。
・水はカウンターのポットでセルフ。
・紙オシボリがカウンターの上に置いてあり、セルフ。
・カウンター席の後ろに荷物入れのカゴが置いてあった。
・注文から提供まで8分。
■麺
・四角いウエーブのかかった太麺。
・表面が滑らかでムチッと引き締まった、密度感があってボリューム感のある麺質。食感は、強さの中に多少の滑らかさを感じる歯ごたえで、歯切れも気持ちが良い。
・麺の味は、旨味があってしっかりしている。
・タレとの絡みは、味の絡みはあっさりながら、タレの油のトロミと甘味がよく絡んで、麺の味とのバランスが取れていた印象。
・後半、出汁を投入すると、和風出汁の風味との絡みは良好だったが、麺の表面の油が出汁で流れて、麺自体の主張はやや大人しくなった感じだったかも。
■タレ
・トロミのあるオイル系で、汁気は多くない。
・油は、恐らくは豚か何かの獣系メインで、フワッとした丸みのある獣系油の風味と、ほんのりとした甘味があった。
・タレのベースは醤油でも塩でもない感じで、強いて言えば薄い醤油ベースかも。お茶漬けの素の旨味に、油にも何か仕込んであるような、あっさりとして旨味のあるマイルドな味付け。
・油の甘味と丸みにタレの旨味が組み合わさって、味付けマイルドながら麺とのバランスは良好で、味の強いしば漬けともバランスが取れていた。
・丼のフチのワサビは、やや柔らかめに練っていて、少しずつ麺に絡めて混ぜ込むと、程よい強さの香味が麺の味や油の丸みとバランスよく組み合わさって、良い味変化になっていた。
・出汁は徳利で提供。残り三分の一ぐらいまで食べたところで丼の中に投入してみた。
・出汁は、恐らくは昆布と節系の和風出汁で、白く濁っていて節の粉も少し入っている感じの、風味のよく立った濃厚な味わい。出汁を丼に注ぐと、タレの旨味や油の丸みやチャーシューの旨味と混ざり合って、塩気少なめであっさりとしながらも旨味と厚みのしっかりとした味わいだった。
■具材
・チャーシューは、小さくカットした肩ロースで、小さめの短冊切りもいくつか入っていた。チャーシューの煮汁に少し馴染んだ感じの柔らかめの歯ごたえに、味付け控えめでタレの油の甘味が程よく絡んだ感じのマイルドな口当たり。
・味玉は、黄身がやや固めの半熟で、甘旨い味付け。
・メンマは平べったい。滑らかで柔らかめの歯ごたえに、味付けあっさりで、最初の方はタケノコとゴマ油か何かが組み合わさったようなほのかな香ばしさがあったけど、後半はだんだんタレの油と馴染んで香ばしさは隠れ気味になってきた。
・しば漬けは量が多め。ポリッと滑らかでしんなりとした歯ごたえに、調味液の甘味と旨味と多少の酸味が効いていて、塩気もやや感じる強めの味付け。
・白ネギ輪切りは、バランス的にはしば漬けの方が強かったかも。
・お茶漬けアラレは、カリッとした歯ごたえとアラレの風味がいいアクセントになっていて、後半は、だんだんタレと馴染んで柔らかくなってきた。
■全体的な味の感想
・麺は、ムチッと滑らかで引き締まった歯ごたえが素晴らしい。ドロッとした油との絡みも良好で、麺自体の旨さがよく引き立っていた。
・タレは、味付けはかなりあっさりしていたけど、油の丸みがいい仕事をしていた印象で、具のしば漬けや薬味のワサビとの相性も良好だった。
・具は、しば漬けの量が多くてインパクトがあったけど、麺と絡むというよりは付け合わせ的な存在で、意外と違和感なく食べられた。タレの味付けが控えめなので、まさしく、しば漬けが味のアクセントになっていた。
・出汁は、恐らくは昆布と節系で、白濁していて節の破片感もあって、和食というよりはラーメン屋的なテイストだったけど、とにかく風味が濃厚なのが良かった。最後に、出汁を丼に投入してお茶漬け感覚でサラサラ食べる際も、節の風味の強さがアクセントになっていた。
・お茶漬けの素とかしば漬けとか、ありきたりの食材を使いながらもバランスの良さで食べさせて、最後に和出汁の風味の強さで気合いを見せる、全体の構成は面白いと思った。
・今回は注文しなかったけど、最後にライスを投入するのも良いかも。
・お気に入り度は、前半が4点、和出汁が4.5点で、トータルでは4点ぐらいだったと思う。
■お気に入り度: ★★★★ (4.0)
■お店の情報
【大阪市阿倍野区】麺と心 7
麺と心7 【濃厚煮干白湯】


■来店の経緯等
・2014年3月の平日の晩、2か月ぶり、7回目の訪問。
(訪問回数は、ブログに書いていない分を含む)
・「関西らぁ祭2014 兵庫・大阪版」の1軒目のお店として訪問。
■食べたメニュー
・数量限定の「濃厚煮干白湯(たまり醤油使用)」(800円)
※メニュー案内には「煮干と醤油のガツンと効いた魚介白湯。YAHOO!次世代ラーメン決定戦2013の優勝の味です。」と書いてあった。
■お店への到着から提供までの概要
・お店への到着時には外待ち無しの先客4人。

・カウンター席に座り、メニューを見て「濃厚煮干白湯」を注文。麺の量は、
小(半玉) -50円
並(1玉)
中(1.3玉) 無料
大(1.5玉) 100円
から並を選択。
・店員さんは男性2人。接客は社長の弟さんが担当していた。
・足元に荷物入れのカゴが置いてあった。
・店内のテーブル席は無くなっていて、らぁ祭グッズ販売コーナーになっていた。
・注文から提供まで6分。
■麺
・平打ちの太麺ストレート。
・加水やや高めの、表面がツルッと滑らかで、張りと多少の硬質さとを兼ね備えた麺質。食感は、滑らかで引き締まった弾力とコシのある歯ごたえで、歯切れも良好。
・麺の味は、あっさりとした粉の旨味のある味わい。
・スープとの絡みは、スープのトロミと、タレや煮干の組み合わさった味が強めに絡むバランス。
■スープ
・白濁した煮干醤油。
・少しトロッとしているけど、それほどコッテリはしていない感じ。
・出汁は、獣系が入っているのかよく分からない感じで、恐らくは魚介白湯ベースに煮干か。トロッと滑らかな口当たりながら、獣系っぽい油混じりのゼラチン感やマッタリ感は控えめで、やや軽快な味わい。
・煮干は、破片がキラキラしていてかなり濃厚だけど、白湯によく馴染んでいて風味はあまり立っておらず、コクというよりも味が濃い感じだったかも。
・タレの醤油はたまり醤油で、甘旨くて濃いコクがあった。煮干のコクと組み合わさって、やや塩気を感じる濃いめの味付けながら、トロミと旨味があるのでカドは立っていなかったし、刺激感も無かった。
■具材
・チャーシューは、少し厚みのあるレアの肩ローススライス。滑らかでプリッと引き締まった弾力があって、脂身が少しカチッとした感じの歯ごたえに、脂身のコクは強くなくて、あっさりとしてフルーティな甘さのあるタレの味付けが効いていた。
・細長い、ゴボウかメンマみたいなのが揚げてあった。表面がサクッとしていて、揚げた油の香ばしさがあった。
・青ネギと白ネギの輪切りは、量が多くなくて、白ネギの多少のシャリッとした歯触りがあったけど、バランス的にはややスープに呑まれ気味な気もした。
・海苔は、スープと絡めて食べると、スープが強めに絡んで濃い味だった。
・柚子皮は、多少の香味があったけど、煮干の味の強いスープとの相性的には、ややスープの方が強かったかも。
■全体的な味の感想
・麺は良かったと思う。スープとの絡みは結構強かったけど、個人的には、もう少し煮干の風味が絡む感じが欲しかったかも。
・スープは、魚介系の白湯にたまり醤油ダレと大量の煮干を投入した感じで、トロミがあるけど油っぽくなくて、煮干の味の濃さとたまり醤油の甘旨辛さとが組み合わさった味。煮干は濃かったけど、やや白湯やタレに馴染み気味で、個人的には、煮干の風味やコクがガツンと来るというよりは、単に味が濃いだけのように感じたかも。
・悪くはないけど、もう少しスープの味に奥行きが感じられればもっと良くなると思った。
・結構好みが分かれそうな味なので、こういうのが好きな人もいると思う。
■お気に入り度: ★★★☆ (3.5)
■その他
・食べ終わった後の会計時、ラリー用紙に1つめのスタンプを押して貰った。

・また、らぁ祭参加記念として、「関西らぁ祭2014 オリジナルストラップ」(500円)を購入した。

■おまけ
・後日、カップラーメン版の方も食べてみた。

・スープは、割と煮干の粉末感があって、良くまとまっていると思った。
・ただし、お湯をきちんと内側の線まで入れたにもかかわらず、3分経ってフタを開けると、お湯の上に麺が頭を出していて上の方が生煮え気味になっていたのが少々気になったかも。

■お店の情報
【桑名市】麺屋はなび 桑名店
麺屋はなび 桑名店 【台湾まぜそば+大盛+キムチ×2+チャーシュー増し+ど肉+トロ肉+こってり+卵黄+メンマ+のり+あおさ+ねぎ増し】


■来店の経緯等
・2014年3月2日(日)の昼、3か月ぶり、6回目の訪問。
・今回は、現在提供中のキムチを台湾まぜそばにトッピングしてみたいと思い、訪問してみた。
■食べたメニュー
・台湾まぜそば(750円)
・大盛(100円)
・はなび特製キムチ(100円)×2
・チャーシュー増し(200円)
・メンマ(100円)
・のり(100円)
・あおさ(100円)
・ねぎ増し(100円)
・ど肉(300円)
・トロ肉(300円)
・こってり(100円)
・卵黄(50円)
■お店への到着から提供までの概要
・お店への到着は12時29分頃。外に12人待ち。
・到着から18分待ちで入店。
・最初に店内の券売機で食券を買う。今回は、昨年末にお店のブログで紹介されていた「びっくりオーダー」にチャレンジしたくなったので、13枚、2400円分の食券を買ってみた。このお店の券売機は、高額紙幣対応で連続購入可能なので、食券の枚数が多くてもストレスなしに購入できた。ちなみに、「はなび特製キムチ」は、「限定B」の食券を買って、キムチで注文。
・店内で座って待っていると、先に注文を聞かれたので、にんにく有りで注文。
・入店から11分待ちで、厨房対面のカウンター席に座る。
・店員さんは5人で、男性3人と女性2人。
・水はカウンターのポットでセルフ。
・足元に荷物入れのカゴが置いてあった。
・着席から提供まで10分。キムチ2つのうち1つと「あおさ」は別皿での提供だった。
■麺
・長方形で四角い、ウエーブのかかった太麺。
・加水高めの、表面がツルッと滑らかでプリッとした結合感があって、張りとエッジ感のある麺質。食感は、プリッとして少し引き締まった感じの弾力とコシのある歯ごたえ。
・麺の味は、あっさりとした旨味のある味わい。
・タレとの絡みは、タレの本体が麺や具の下に隠れている前半はすこぶる良好で、タレのトロミとパンチがよく絡んで麺の旨さを引き立てていた。また、キムチとの相性も良好だった。
・後半、麺や具の量が減って来ると、オイリーなタレにドップリ浸かった状態になってきて、コッテリ感がボディブローのように効いてきた。
■タレ
・ドロッとしていてオイリーで、コッテリ(背アブラ)とトロ肉が入っているせいか、汁気が多いというよりも油が多い感じ。
・卵黄は2個乗せていて、上の方の麺や具に絡んでいるタレは割と卵黄の丸みが効いていたけど、底の方に溜まっているタレは、バランス的に卵黄よりも油っぽさの方が強かった印象。
・脂の丸みに、台湾ミンチの辛味と魚粉の味とニンニクの香味とキムチダレの旨辛さとが組み合わさった、コッテリとしていてパンチのある味わい。魚粉は恐らくはサバ粉で、主張は強めだったけど、脂で丸まっているのでそれほどキツくはなかった。
・丼の中に麺や具が大量に入っていて混ぜにくいこともあって、最初はそれほど油っぽさは前に出ていなかったけど、後半はタレの本体が姿を現してきて、やや麺や具を呑み込んでいるような感じになってきた。
・テーブルトッピングの昆布酢を掛けると、ハッキリとした旨酸っぱい味がプラスされて少しだけサッパリしたけど、元の油っぽさが強いので大勢に影響はない感じだった。
・麺と主な具を食べ終わると、丼の底にはタレがたっぷり残っていた。液体状の油がガッツリ混ざっていて、ここに追い飯を投入するのは流石にキツいと思ったので、追い飯は断念した。
■具材
・チャーシュー増しは厚切りのバラスライスで、細かいのも結構入っていた気がした。タレの油と絡んでシーチキン的な繊維感のある歯ごたえに、味付けは強くなくて、タレと脂身のコッテリ感の入り混じった味わい。
・ど肉もバラ肉で、塊が何切れかと、細かいのもあった。表面を炙っていて、繊維感があって炙った分だけ引き締まった感じの歯ごたえに、焦げ目が付いていて香ばしい味わいが、ドロッとしたタレとよく合っていた。
・トロ肉は、分厚くて大きいバラスライスが3切れぐらい入っていた。柔らかいながらドロッとして繊維感のある歯ごたえに、脂身の甘味混じりのマイルドで口当たりの良い味付け。
・キムチは、2つ注文したところ、1つはトッピングした状態で、もう1つは別皿で提供されたので、少し食べてから別皿の方も投入した。そのまま食べると、あまり辛くなくてマイルドで、表面の味付け感が割としっかりしていた。タレと一緒に混ぜると、表面の味付けがタレの油で落ちて、しんなりとしてポリッとした歯ごたえに、白菜自体のマイルドな酸味のあるサッパリとした味わいだった。
・台湾ミンチは、辛味の主張は多少あったけど、ミンチのプチプチした食感はドロッとしたタレで丸まっていた印象。
・メンマは平べったい。ポリッと滑らかな歯ごたえにあっさりとした味付けで、タレに混ざった状態だと、ややタレに呑み込まれていた感じだったかも。
・青ネギ輪切りとニラの細かいカットは、タレとよく混ざって馴染んでいて、香味や食感はあまり主張していなかった印象だったけど、タレの味の一部にはなっていたのかも。
・海苔は生地がしっかりしていて、タレの油を吸ってよく持ち上げていた。
・あおさは別皿で提供。乾燥しておらずにドロッとしていて、途中から投入してみたけど、既にいろんな味が混ざっていたせいか、全体のバランス的にあおさの風味はよく分からない感じだったかも。
■全体的な味の感想
・今回は、まさしく魔改造まぜそばといった感じだった。
・林製麺の台湾まぜそば用の麺とキムチとの相性は良好で、前半は、卵黄の混ざったタレと相まって、台湾まぜそばとキム玉とのフュージョン感があって結構良かった。ただし、後半は、タレの油の多さと、具のバラ肉の多さとが相まって、やっちまった感が半端なかった印象。
・ど肉は割と麺やタレと合っていたので、恐らく、こってり(背アブラ)とトロ肉とチャーシュー増しを止めておけば、バランス的にはちょうど良かったと思う。ただし、こってりは、魚粉のキツさを和らげるという部分では意味があったと思う。
・メンマは、悪くはなかったけど、個人的には、麺やマルショウみたいなサイコロ切りの方が、この手のまぜそばには合う気がした。
・ねぎ増しは、今度はラーメン系のメニューで試してみたいと思った。
・海苔は混ぜる際の防波堤の役割も果たしていたので付けて良かったけど、あおさは付けなくても良かったかも。
・今回の食券13枚の組み合わせは、二郎とかで大の豚ダブルのアブラ増しとかを平気で完食できる人向け。
・とりあえず、このお店での台湾まぜそばガツ盛りチャレンジは行き着く所まで行った感があるので、次回からは普通に注文しようと思った。
・お気に入り度は、前半だけなら結構良かったけど、追い飯を断念したので今回は無し。
■お気に入り度: (追い飯を断念したのでお気に入り度無し)
■お店の情報
【橿原市】麺処 と市
麺処 と市 【みそらーめん】


■来店の経緯等
・2014年3月1日(土)の昼、2か月ぶり、5回目の訪問。
・今回は、みそラーメンの提供が始まったとの事なので、興味を持って訪問してみた。
■食べたメニュー
・数量限定の「みそらーめん」並(750円)
(麺量は、並140g、大盛210gで、麺大盛同料金)
※メニュー案内には「☆味噌を温めるのに時間がかかる為、順番が前後する事がございます。予めご了承下さい。」と書いてあった。
■お店への到着から提供までの概要
・お店への到着は開店直後の11時4分頃。外待ち無しの先客5人。

・厨房対面のカウンター席に座り、メニューを見て「みそらーめん」を麺の量並で注文。ちなみに、「みそらーめん」はメニューの裏面に書いてあった。
・店員さんは男性2人。
・冷たいお茶はカウンターのポットでセルフ。
・注文から提供まで11分。
■麺
・長方形で四角い、ウエーブのかかった中太麺。
・加水やや高めの、プルッと引き締まった密度感があって、少しひねりの入ったようなエッジ感のある麺質。食感は、しっとりとしなやかなコシを感じる歯ごたえ。
・麺の味は、多加水系であっさりとした粉の旨味を感じる味わい。
・スープとの絡みは、スープのトロミがやや強めに絡んで、スープの旨味と味噌のコクが麺の旨さを引き立てていた。
■スープ
・白濁した獣系味噌。
・トロッとしていてよく乳化しており、少しだけコッテリしているけど油はそれほど多くない感じ。
・出汁は白濁獣系メイン。獣系は、トロミと丸みがあって、スープの中にミンチが入っているせいか、旨味がしっかりしていた印象。
・魚介も入っていたと思うけど、バランス的には魚介の風味やコクは控えめに感じた。
・味噌は合わせ味噌で、香ばしい風味とコクがありながら甘味と丸みもあって、塩気も多少あるけどそれほど強くはなかった。
・出汁のトロミや丸みと味噌の濃厚なコクとがバランス良く組み合わさっていて、一体感のある味わい。そこに、トッピングの一味の刺激感が少し効いていて、アクセントになっていた。
■具材
・チャーシューは分厚い肩ローススライス。フワッと柔らかく煮込んであって、噛むとムニュッと沈み込むような厚みなりの噛みごたえのある食感に、脂身の甘味混じりの旨味のある味付けで、トロッとしたスープとよく馴染んでいた。
・スープの中にミンチが入っていて、スープに肉の旨味をプラスしていた。
・水菜は短いカット。シャキッとしてサッパリとした、程よい主張のある歯ごたえ。
・玉ネギはサイコロ切り。みずみずしくてシャリッと張りのある歯ごたえに、スープで温まって少し甘味を感じる味わいが、水菜と相まってスープと合っていた。
・モヤシは、太モヤシだと思うけどやや細い感じ。ポリッとしなやかでキレの良い歯ごたえの主張があったけど、量が少なめで、バランス的にはやや麺や水菜や玉ネギの陰に隠れ気味だったかも。
■全体的な味の感想
・麺は、プルッとしてしなやかなコシを感じる歯ごたえで、スープとの絡みも良かった。以前に食べたデフォの「らーめん」だと、やや麺の方が勝ち気味に感じたけど、今回は、むしろスープの方が強いくらいのバランスだった。
・スープは、味噌の香ばしい風味とコクがあって、トロミと丸みのある味わいなのが良かった。ミンチの旨味もいい仕事をしていた印象。
・具は、チャーシューが分厚くて柔らかくて、味噌のスープとの相性も良好だった。
・モヤシは、量的にもう少し欲しい気もしたけど、むしろこれ位でちょうど良いのかも。
・個人的には、このスープならもっとガシッとした麺でも合いそうな気もしたけど、今回の麺も、麺に絡むスープのトロミと旨味と味噌の風味とのハーモニー感は素晴らしかったと思う。
■お気に入り度: ★★★★☆ (4.5)
■お店の情報
【大阪市天王寺区】麺屋 むら田
麺屋 むら田 【濃厚豚骨しょうゆラーメン】


■来店の経緯等
・2014年2月の平日の晩に初の訪問。
・このお店は、「つけ麺 みさわ」の系列で、2014年2月25日(火)にオープンした新店。開店日の晩に訪問してみた。
■食べたメニュー
・濃厚豚骨しょうゆラーメン(680円)
・味玉(100円)※オープン告知のチラシ提示でサービス
■お店への到着から提供までの概要
・お店への到着時には外に7人待ち。店外でお店の関係者らしき人がオープン告知のチラシを配っていた。

・到着から28分待ちで入店。最初に店内の券売機で食券を買う。
・厨房対面のカウンター席に座り、食券を渡して注文。置いてある用紙に、麺の固さ、スープの濃さ、ネギの量の指定を書いて渡すシステムで、全て普通を選択。また、店頭で配っているチラシを提示すると、味玉、替え玉、チャーシューのどれかがサービスになるので、味玉を選択した。ちなみに、チラシは提示するだけなので、2014年3月15日(土)までの期間なら、何回でもサービスを受ける事が可能。
・店員さんは4人で、男性3人と女性1人。その他、店外でチラシを配っている人が1人。
・水は出してくれた。お代わりはカウンターのポットでセルフ。
・紙オシボリを出してくれた。
・カウンターには各種のセルフトッピングが置いてあった。

・注文から提供まで8分。
■麺
・四角くて少しウエーブのかかった、中くらいの太さの麺。
・加水中くらいの、キメが細かくてパツンとした粉の密度感があり、張りがあってエッジの効いた麺質。食感は、引っ張ると伸びるような引き締まった弾力があって、少しだけ粘るようなコシのある歯ごたえ。
・麺の味は、割としっかりしていた。
・スープとの絡みは強め。スープのトロミと旨味がよく絡んでいて、麺も負けてはいなかったけど、バランス的には麺に絡んだスープを味わう感じだったかも。
■スープ
・白濁した獣系魚介醤油。
・ドロッとよく乳化していて、コッテリしている。
・出汁は、豚骨と鶏の獣系に魚介で、獣系メイン。獣系は、モミジとか豚足とかを煮込んだようなトロッとしたゼラチンの粘度が高めで、油もよく混じっていて、その中に獣系の旨味とエキス感も多少感じる味わい。結構濃厚な感じだったけど、どちらかと言うとゼラチン感とコッテリ感がメインに感じた。
・魚介は、魚粉のザラザラ感は無くて、風味やコクはマイルドで、旨味が獣系とよく組み合わさって出汁の旨味を強めていた。
・タレの醤油は旨味があって、カドはないけどコクはしっかりしていた。
・タレの味付けは適度に強くて、出汁のトロミや丸みや風味とうまく組み合わさった、はっきりとした分かりやすい味。
・塩辛さや刺激感は無い。
■具材
・チャーシューは2枚で、やや薄切りのバラスライスと少し厚みのあるロースが一枚ずつだったと思う。柔らかいながらしなやかな密度感のある歯ごたえに、味付けマイルドでほんのりとした肉っぽさのある味わい。
・味玉は、黄身は少し固めのしっとりとした半熟で、旨味のある味付け。
・メンマは平べったい。柔らかく滑らかで少しだけポリッとした感じの歯ごたえに、旨味があってほのかにゴマ油か何かの風味を感じる味付け。
・白ネギ輪切りと、適度な長さにカットした水菜は、味的にはスープの方が強めで風味は控えめだったけど、歯ごたえにはシャリッとした主張を少し感じた。
・その他、海苔も乗っていた。
■全体的な味の感想
・麺は、張りとコシがあったのは良かったけど、ドロッとしたスープとの組み合わせはやや重たい感じで、個人的には、この麺にはもう少しサラッとしたスープの方が合うような気もした。もしくは、このスープなら、もっとサクッとした麺で食べたかったかも。
・スープは、ゼラチンのトロミに獣系と魚介と醤油の旨味がよく組み合わさった、ドロッとしてコッテリとした分かりやすい味。一口めの印象は結構良かったけど、歳のせいか、途中からややクドく感じて来たかも。
・どちらかと言うと若い人向きのラーメンで、コッテリ大好きな人なら満足できそうな感じ。
・お気に入り度は、最初の印象が4点ぐらいで、後半は3.5点ぐらいだったと思う。
■お気に入り度: ★★★☆ (3.5)
■お店の情報
【木津川市】無鉄砲 本店
無鉄砲 本店 【とんこつラーメン(スープあっさり+タレ半分+ネギできるだけ多め)】


■来店の経緯等
・2014年2月22日(土)の昼、2か月ぶりの訪問。
・ブログを始めてから6回目の訪問。
(ブログを始める前にも訪問しているが、回数は記録していないため不明)
・基本的に、無鉄砲ではノーマルなオーダーで食べる事が多いが、今回は、いろいろ変わった注文を試してみたいと思った。まずは、魚介無しの純豚骨だと出汁に対してタレの味が強いと感じる時があるので、ネットで見た事のある「タレ半分」を試してみようと思った。また、昨年3回訪問したところ、3回ともネギの量が寂しかったので、今回は「ネギできるだけ多め」を試してみる事にした。
■食べたメニュー
・とんこつラーメン(700円)
・替え玉(150円)
■お店への到着から提供までの概要
・お店への到着は13時55分頃。外に22人待ち。

・並んでいる間に、店外の券売機で食券を買う。店員さんが来て注文を聞かれたので、「麺ふつう、スープあっさり、タレ半分、ネギできるだけ多め」で注文。
・到着から36分待ちで入店。テーブル席に相席で案内される。
・店員さんは6人で、男性3人と女性3人。
・水は出してくれた。お代わりはテーブルのポットでセルフ。
・入店から提供まで4分。
■麺
・長方形の中太縮れ。
・少し色が付いていて加水やや低めか中くらいの、表面が滑らかで、ゴワッとはしていないけど粉の結合感があって張りのある麺質。食感は、少し柔らかめの茹で加減で、多少の膨らみのある弾力を感じる歯ごたえ。
・麺の味は、粉の味が強めでしっかりしている。
・スープとの絡みは、味の絡みはあっさりしていて、バランス的には通常よりも麺の味をしっかりと感じるけど、ゼラチンのトロミがよく絡むので、物足りなくはなかった。
・替え玉は、最初と同じ「日本めん(宮崎県の製麺所)」の麺を固めで注文。
・最初よりもやや色が黄色くて、硬質な滑らかさがあって水分少なめな麺質。食感は、キメが細かで引き締まった密度感のある歯ごたえ。
・スープとの絡みは、味の絡みは最初よりも更にあっさりしていたけど、麺自体の主張があるのと、トロミはよく絡んでいる事から、バランスはそれなりに取れていた印象。
■スープ
・白濁した豚骨醤油。
・少しトロッとしていてよく乳化しており、背脂は少なめで油っぽさや粘度は控えめながら、それなりに重たい感じ。
・出汁は豚骨。ゼラチン感はあるけど、脂が少ないせいか、甘味はあっさりしている。ドロッとしていて、優しい甘味と旨味を感じる味わいで、コッテリ感やマッタリ感は少なめ。豚っぽさや骨粉感も少なめ。
・タレは半分の量なので、醤油のコクや塩気はマイルドながら、化調抜きではないので多少の旨味はある。
・スープ自体の、出汁の味とタレの味付けとのバランスは割と良かったけど、麺を引き立てる感じは弱いかも。
・塩辛さや刺激感は無い。
・スープを完食すると、後味は結構重たい。
■具材
・チャーシューは薄切りのバラスライス。柔らかくて多少のしなやかさのある歯ごたえに、味付けは強くなくてほんのりとタレが効いた味わい。
・メンマは平べったい。ポリッと滑らかな歯ごたえに、こちらも味付けは強くなくて、タレがほんのりと効いていた。
・青白ネギの輪切りは、やや細めで白ネギ混じりの、柔らかいながら中身の詰まった感じでシャリッとした歯ごたえに、フレッシュな香味がガツンと強めの味わいで、タレ半分の代わりにスープのアクセントになっていた。
■全体的な味の感想
・麺は、前回の豚の骨営業の時と較べると、ペラッとしておらずにリッチな食感だったのが良かった。スープとの絡みは、やや麺の味主体のバランスだった印象で、最初の「日本めん、茹で加減ふつう」よりも、替え玉の「日本めん、固め」の方が今回のスープには合っていたかも。
・スープは、「あっさり+タレ半分」のオーダーで、豚骨の味わいはよく感じられたけど、麺を引き立てるという意味ではタレ普通の方が良さそうに思った。
・また、背脂少なめのせいか、よく乳化していながらゼラチンの甘味は割とマイルドに感じた。今までゼラチンの甘味だと思っていたのは、実は油の甘味だったのかもと思ったが、ひょっとするとスープのブレの要素もあるのかも。
・また、お粥みたいにドロッと優しい豚骨の味わいはあるけど、製法上、頭骨のコクとか久留米風の呼び戻し感とかは無いので、タレや背脂を減らしても、そういうのが現れてくる訳ではない。
・具は、前回はネギ多めでも寂しく感じたので、今回はネギできるだけ多めでオーダーしたところ、むしろネギの香味がガツンと強くて、ネギラーメンかというくらいにインパクトのある味わいだった。スープとの相性的には、スープのトロッとした味わいとネギの香味とはよく合っていたけど、ネギの風味が強過ぎて豚骨の味がやや負け気味だった部分もあった。これはこれで悪くないけど、豚骨の味わいを楽しみたいなら、ネギは少なめの方が良かった気がした。
・「あっさり+タレ半分」は、色々試した結果、この組み合わせがツボに嵌った人向けだと思う。
・お気に入り度は、今回「あっさり+タレ半分+ネギできるだけ多め」を試した結果は4点ぐらいだったけど、麺や出汁の感じからすると、ノーマルで注文していればもう少し高かったと思う。
■お気に入り度: ★★★★ (4.0)
■お店の情報